• 抜け毛が気になる
• 生え際や頭頂部のあたりが薄くなってきた
• 髪の毛が細くなった
• 全体的に髪のボリュームが減った気がする
• 自分の症状にあった治療法が知りたい

抜け毛や薄毛に関するお悩み事は男女問わず多くみられます。
原因は多岐に渡り、個人差も大変大きく異なるため、まずは医師による正しい診断をお受けいただき適切な治療法を検討することが大切となります。
当院ではAGA（男性ホルモン型脱毛症）やFAGA（びまん性脱毛症）をはじめとするさまざまな髪のお悩みに関するご相談も広くお受けいたしております。

AGA（男性ホルモン型脱毛症）とは

成人男性で薄毛にお悩みの方の実に95%がAGA（Androgenetic Alopecia/男性ホルモン型脱毛症）と考えられています。
その名の通り、男性ホルモンが深く関係する進行性の疾患であり、遺伝による関与なども指摘されています。
日本人男性においては3人に1人がこのAGAと考えられているほど、私たちにとってとても身近な疾患です。
頭頂部の毛が薄くなってきたり、生え際部分が徐々に後退していくことが特徴的にみられ、加齢とともに発症率は上昇します。
早期に適切な治療を加えることが求められる疾患です。

気づかぬうちに進行するAGA
「なんとなく気になる…」のその感覚を大切に

AGAは進行性の疾患です。
しかしながら薄毛や抜け毛といった症状は初期の段階ほど気づきにくく、ご自身で髪の状態を意識的に観察する習慣付けが大切となります。
洗髪時など「ちょっと薄くなってきたかも」「髪の量が減った気がする」などといったちょっとした違和感や不安を感じた場合にはまずはお気軽に当院までご相談ください。

AGAの進行パターン

AGAは以下のような段階を経て進行していくのが特徴的です。
薄毛を生じやすい部分や毛量の変化など、すでに何らかの気になる症状がみられている場合には早期にご受診ください。

特に日本人男性に多い3種の型

M型

前頭部の生え際のうち、こめかみに近い部分が後退していく進行パターン

O型

後頭部から丸く薄毛が進行していく進行パターン

U型

前頭部の生え際が徐々に後退していく進行パターン

AGAが起きるメカニズム

薄毛や抜け毛が生じる原因にはさまざまな問題が複合的に関与していることがわかっています。
中でもAGAは男性ホルモン（テストステロン）と5αリダクターゼと呼ばれる還元酵素が結合してできる悪玉脱毛ホルモン（DHT）が主原因となって発毛サイクルに異常をきたすと考えられています。

毛髪には生え始めから成長、抜け落ちるまでといった一連のサイクルがあります。
これを毛周期と呼んでおり、「成長期」「退行期」「休止期」の3段階があります。
正常な毛周期では成長期が2～6年と長く、発毛を促す毛母細胞も活発に分裂を起こすことで毛は太く長く成長しやすくなります。
健全な状態でも1日あたり50～100本程度の髪毛が自然と抜け落ち、また新たな毛に生え変わって成長を続けます。
しかし、男性ホルモン（テストステロン）と還元酵素5αリダクターゼによる悪玉脱毛ホルモン（DHT）の影響を受けると、前頭部や頭頂部の成長期が短縮され、大量の毛が抜け落ちるようになってしまいます。
成長期が短縮されると毛は十分に成長できないまま退行期・休止期へと移行するため、生える量よりも抜け落ちる量が多くなり結果として薄毛を招きます。
加えて遺伝的な問題やホルモンバランスの乱れ、生活習慣の乱れや過度なストレスなどさまざまな要因が複雑に絡み合って薄毛がより加速する可能性も指摘されています。

正しい発毛サイクルへ導くためには早期の治療が肝心です

健全な発毛サイクルを取り戻すためには、悪玉脱毛ホルモンを抑制する治療に加え、健康な発毛環境を維持する取り組みが合わせて重要となります。
当院では患者さん一人一人の症状や原因を多角的に分析し、その方にあった個別性の高い治療法のご提案に努めております。

毛を抜けにくくさせる治療

AGA治療専用の内服薬（フィナステリド・デュタステリド）を用いて、悪玉脱毛ホルモンを作り出す原因となる5αリダクターゼを阻害し、抜け毛を起きにくくさせます。

注意

組み合わせに注意すべき薬があります。医師の指示に従って正しく服用ください。
また、自己判断で薬を増やしたり1度に複数回分の内服などを決してしないでください。
治療開始後、10日～3か月ほどは初期脱毛が生じることもあります。
効果を得られるには一定の治療期間（3か月～6か月）が必要となります。
女性や小児、重度の肝機能障害がある方などはご使用いただけません。

発毛力を高める治療

血行改善を図る内服薬（ミノキシジル）を用いて、頭皮の内側から発毛しやすい環境を整えるだけでなく、健康的な毛髪を生み出す源となる毛母細胞に直接的な働きかけを行います。
健全な毛周期へ引き上げる効果が見込まれるだけでなく、毛母細胞そのものの数を増殖させる高い効果も期待されています。
さらに、当院では頭皮に直接有効成分を注入するメソセラピーも取り扱っており、短期間での発毛効果を実感しやすい治療のご提案に努めております。

塗布タイプのミノキシジルは主に頭頂部に効果が出やすいことが報告されており、内服薬では特にこめかみや前頭部（毛のはえぎわ）に対する発毛効果が期待されています。

発毛環境を整える総合的なアプローチ

頭皮環境の改善を図るためのケアやマッサージ方法、食事や運動、睡眠などといった切り口からその方を取り巻く生活環境の改善など、当院ではさまざまな角度から発毛の仕組みを考える取り組みや治療提案を行っております。

男女・年齢問わず起こりやすいFAGA（びまん性脱毛症）

薄毛や抜け毛を伴う疾患の中には、男女・年齢問わず起こりやすいFAGA（びまん性脱毛症）があります。
特定の箇所だけに症状が現れやすいAGA（男性ホルモン型脱毛症）とは異なり、FAGA（びまん性脱毛症）では頭髪全体の量が均一的に少なくなっていくことが特徴的です。
女性は特にホルモンバランスの乱れが激しい更年期前後にかけて患者数が増加する傾向にあります。
過度なストレスや悪玉脱毛ホルモン（DHT）による影響、生活習慣の乱れや頭皮への物理的ダメージなども発症要因のひとつとして考えられているため、まずは症状を引き起こす原因を正しく精査し、適切な治療法へと結びつけることが治療の第一歩となります。

FAGA（びまん性脱毛症）の初期症状

髪のボリュームが減る・抜け毛が目立つようになる・頭の地肌が見えるようになった・分け目が広がったように感じる・髪の毛が細くなった・短い髪が増えた　など

FAGA（びまん性脱毛症）の治療法

FAGA（びまん性脱毛症）においても血行改善の効果が期待されるミノキシジルを用いた治療が基本となります。
症状や程度に応じて内服薬や外用薬を用いながら発毛しやすい頭皮環境を整え、毛を生み出す源となる毛母細胞に効果的な働きかけを行っていきます。
また、発毛を促すサプリメントなども当院にて取り扱っております。
詳しくは医師までお問い合わせください。

女性のFAGA（びまん性脱毛症）についてさらに詳しい情報はこちら

治療費について

AGAに関する治療はすべて自費となります。
初診料2,000円／再診料1,000円

※万が一、副作用による治療が必要となった場合には保険診療で診察をお受けいただけます。費用は患者様負担となります。

• ミノキシジルは厚労省未承認薬のため万が一重篤な副作用を生じた場合にも医薬品副作用被害救済制度の救済対象にはなりませんのでご注意ください。
• 内服薬を用いた治療を行う際には安全のため、当院では3～6か月ごとの採血（自費）をお勧めしております。　血液検査4,480円／1回

各治療における料金の目安

脱毛治療　(税込み金額)

フィナステリド　28日	4,500
デュタステリド　30日	5,500
ミノキシジル2.5㎎　30日	5,400
ミノキシジル2.5㎎　14日	2,520
Regain5%フォーム	8,800
Regain2％フォーム	8,400
亜鉛内服	4,104
Ogshi内服	10,584
Ogshi塗	6,380
メソガン　ミノキシジル	22,000 (施術8,800＋13,200)
メソガン　幹細胞培養上清　骨髄由来	47,300 (施術8,800＋38,500)